Working,Learning,Playing,and Living

頭の中にあること、日々感じたことをつらつらと書いていきます。

手を挙げた人が損をしないような仕組みづくり

 分業化が進む中で、作業と作業のスキマをどう埋めていくか、ということは大きな課題である。

 効率化を図る為には、作業を分担することはある程度の効果を発揮すると思う。

ただ、その切り分けられた作業にのみ各自が集中すると、作業と作業の間には必ずスキマが生まれる。そのスキマに、誰も気付かないということは恐らく有り得ない。自分の作業と人の作業の境目を眺めたとき、「あれ?ここって誰がやるんだろう?」というところが必ず出てくる。そのとき、そのスキマに気付いた人が、声を上げられるかどうかが、後々トラブルになるかどうかの分かれ道になる。そういう人がたくさんいるチームは強いし、いいチームだと言えるだろう。

 自分や自分のチーム、会社の責任じゃなかったらスケジュール遅延しても問題ない、トラブルになっても自分は悪くないなんて考え、おかしいと思う。責任の所在を明確にせよという声が強いあまり、周りのことを見て、プロジェクト全体がうまく回るように振る舞えている人が少ない気がする。みんな自分に火の粉がかからないようにおとなしくしてる人ばっかり。そんなんで楽しいんやろか。自分の方が知識があるとか、お客さんと近い場所にいるからいろんなこと聞きやすいとか、関係作りやすいとか、そういうのって役割がどうこうじゃないと思うんだけどなぁ。

 ただ、ただ、そうはいっても、そうやって色々手出し口出ししている間に、色んなところに巻き込まれて、身動き取れなくなっちゃったり、全部声を上げた人のせいにされちゃったりすることがある。正しいことをしているはずなのに…。

 

 手を挙げた人が損をしないような仕組み作り、チーム作りはできないもんだろうか。